バックステージ オブ サイクリング・ブック

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にんじんのあとに

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サイクリング・ブック ー discover Japan by bicycling ー

ルナールとくれば、「にんじん」。
僕は、家にあった少年少女向けの「赤い本」で読んだ。
(こう言えば、家族には通じたのだ。
 今度実家に戻ったら、どこの出版社だったのか確かめなければいけない)
ちゃんと自分でも買った正式版がある筈なのに、見あたらない。


博物誌 (新潮文庫)

博物誌 (新潮文庫)


これでいくか。
実は最近、安部公房の「砂漠の思考」を読みかけていた。
その冒頭の蛇を論じた部分で、ルナールの「博物誌」を引用している。
曰く、「蛇 長すぎる」
不謹慎ながら、理路整然と蛇に対する恐怖を分析する安部公房の文が、
社会の窓(古!)全開で講義をする教師に思えた。
ルナールの文が面白すぎたからである。
長すぎる、って、何に比べて。
何をもって適当な長さよ?


全部で70ほどの動物や昆虫について、
短いものなら「蛇」の例にあるくらい、
長くて2ページほどの文章がついている。
ルナールらしい、鋭くはないが素朴な観察の行き届いた文章。
ただし、油断してはイケナイ。
ルナールのことは、天才コクトオが激賞していた文を見たことがある。
どこで見たのか思い出せないのが問題だが。


「にんじん」のような子供時代を過ごし、ルナールに親近感を持っている。
それで「博物誌」は見つけたとたんに買ったものだが、
実は安部公房に引用されるまで(たぶん有名なのだが)、
「蛇」に気づいていなかった。
理由の最たるものは、辞典のように思えて、
それゆえ辞典のように、いつでも引けばいいのだと思って
結局引かない、ということによる。
要するにちゃんと読んでいないのだ。
最初から読んでみるべきなのだろう、やっぱり。
まず「にんじん」を見つけてから。



すごい。
田口が打席に立ったら、スタンドが湧いたよ。
ポストシーズンに当たっているのを措いても、
カージナルスの地元に人気があるのは、まんざら嘘ではない。
「がんばれ!! タグチくん」
いま思いついたネタ。
誰か言ってそうだけど。