バックステージ オブ サイクリング・ブック

サイト「サイクリング・ブック」を作っていく上での諸事雑感などを書いていきます

ふはお豆腐のふ

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サイクリング・ブック ー discover Japan by bicycling ー

レイ・ブラッドベリ自身は、いわゆるSFの知識としては、
大したものは持っていないらしい。
幾冊か読んだ本の解説では、そうなっている。
機械や理論について費やす文章量は確かに多くない。
また、その必要もない。
飛び抜けた発想を展開する舞台として、
宇宙や未来を選ばざるをえないことで、
SFと分類されることになったのだろう。
少年やカーニバルなどがキーワードとされている。
宇宙船に乗っている少年の心や、
奇妙なオブジェを前にした人々の模様がテーマであったりする。
ポォの衣鉢を継いでいる、という位置づけがわかりやすい。
今から始まる作家であったなら、
SFの範疇には入れられないだろう。


ウは宇宙船のウ【新版】 (創元SF文庫)

ウは宇宙船のウ【新版】 (創元SF文庫)


短編集「ウは宇宙船のウ」では、所収の「駆けまわる夏の足音」が素晴らしい。
基本は短編だろう。
名作とされる「華氏四五一度」は、発想倒れな感じ。
あまり感心しなかった。マイケル・ムーアの『華氏911』との
関連がなかったら、途中でやめていたほど。


華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)

華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)


大家だが、いや大家だからか、
案外書店にはタイトルが並んでいない。
古本屋で、分厚い短編集を二冊三千円で買ったこともある。
作品を集めたくなる作家であることは間違いない。
まだまだ収集中。