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本来、読書ブログ。本をフィルター替わりに、日々のよしなしごとを考えます。

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悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))

悪女について (新潮文庫 (あ-5-19))


もう十数年前に読んだ本。
「藪の中」形式の長編小説。
イデアとしての要素が際だつ形式を利用しているが、
ひとひねりか、ふたひねり。
まず死んでいる主人公は、女である。
その死の原因は謎である。
そのうえ、女主人公の正体が謎でもある。
たくさん知人たちの叙述が、女主人公の姿を徐々に浮かび上がらせる。
その中で女主人公の魅力と謎が増し、
死の謎は多面的に、混迷を増すという仕掛けになっている。
有吉佐和子」作品の中では、取っつきやすいのではないか。


といって、有吉佐和子作品を数多く読んでいるわけではない。
僕のイメージでは、
有吉佐和子というと、「母の本棚にある本」「重厚」である。
前者はともかく、後者があたっているかはよくわからない。
そして、なぜ自分で買う気になったのだったか、
いまとなっては思い出せない。
華岡青洲の妻」が頭にあったのかもしれない。
こちらはほんとに母の本棚にあった本で、
さすが名作、「女同士の争い」というものを子供ながら考えさせられた。
たぶん中学生か高校生くらいで、そんなことを身近に目撃するようにもなっていたんだろう。


それで有吉佐和子は、自分にも読める作家というインプットがなされ、
何か女流作家のものを読もうと思った時期にアウトプット、入手、という経緯か。
謎、ひとつ解ける。



W-ZERO3の機種変更をどうしようか考えて、
渋谷のビックカメラに寄る。
店員が寄ってきて、普段は避けるところ、
今日は質問があるので歓迎。
機種変更に必要なものは?
W-OAM対応のSIMはいつ発売? W-ZERO3に載るのはいつ?
店員:
来月中旬から発売だが、即W-ZERO3搭載とは聞いていない。


そして一番聞きたくて、そして結局わからなかったこと。
ボーナス時期を前にして、[es]ではないW-ZERO3の後継機は出るのか?
店員:
後継機の話はまだきていないが、クリスマス商戦前にありえないこととは言えない。
Willcomは、発表は急である。(Appleのように?)そう、Appleのように。
通達から2週間ほどで発売になる。
うーむ、さてさて。
とりあえず店員さんが詳しくて、ヨカタ。
最近、店員さん運が良い気がする。
特に金を持っていないときに。