ドットブロット

本来、読書ブログ。本をフィルター替わりに、日々のよしなしごとを考えます。

チャレンジャー

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サイクリング・ブック ー discover Japan by bicycling ー

映画「リーグ・オブ・レジェンド」でショーン・コネリーが演じたチャレンジャー教授は、
「失われた世界」の主人公。
僕は小学校の図書館で最初に子供向けの「失われた世界」を読んだ。
ラストシーンで翼竜が逃げ出すシーンでは、切歯扼腕したものだ。
タイムスリップ癖のついたパタリロ翼竜を追うエピソードでは、
このときの悔しさが甦ってきた。



コナン・ドイルの「地球最後の日」は、チャレンジャー教授ものの第二弾。
訳者によると、「失われた世界」からわずか一年後に書かれた本書からは、
前著のユーモアが失われているとのこと。
とはいえ、最初のカラーイラストと本文中のイラストがユーモラスであったせいか、
僕は充分にユーモラスに思えた。
そして筋にも結末にもワクワクした。
「失われた世界」や「シャーロック・ホームズ」を初めて読んだときのように。
マーク・トウェーンやコナン・ドイルといった作者たちの作品に向かいあったときには、
特有のわくわく感が沸き起こるのであるが、
これは子供の頃からの刷り込みによる現象であるとは思えない。
洞窟、科学、謎、鉄道、追跡、正義に友情。
眠った子供心を覚醒させる題材の扱い方が非常にうまいのだ。
現代からすれば科学的にどうなの、という論理がまかり通っているのが
科学オンチの僕にも丸見えではあるが、この場合、それさえも物語性の強調というものである。


映画「リーグ・オブ・レジェンド」も、
ノーチラスのネモ船長、ジキル博士、吸血鬼の女、トム・ソーヤ(おお!マーク・トウェーン)など、
古典怪奇小説・SFの名物が揃っているお薦めである。
WOWOWで何度か放送されていて、その度に見てしまう。
しかしよく考えると、チャレンジャーって名前もスゴイ。


リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた闘い [DVD]

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日本シリーズに続き、ワールドシリーズも始まった。(放映順)
マイナーに落ちても歳をくってもベースボールを続けた田口が、
そのワールドシリーズにスタメンで出ている。
素晴らしいことだ。
田口ガンバレ、と素直に応援したくなる。
解説には、ドジャースの斉藤登場。
これも素晴らしいことだ。
私見。田口の動きにはリミットがかかっていない。
がむしゃらになった子供のように打って走るその姿には、
ロナウジーニョを連想させられる。