バックステージ オブ サイクリング・ブック

サイト「サイクリング・ブック」を作っていく上での諸事雑感などを書いていきます

乗れば乗るほど遅くなる

こちらは旧サイトです。
本体ブログを更新しています。
サイクリング・ブック ー discover Japan by bicycling ー

ドラえもん」の初期に
「家がだんだん遠くなる」という名作があります。
ドラえもんの薬を勝手に飲んだのび太が、
薬の作用で家に帰れなくなる、という
子供にはなかなか現実味のあるお話でした。
サイクリングもどこだかわからん道に迷い込むことはありますが、
今回は内容はまったく関係なく、
自転車の速さあるいは遅さについて、です。
音だけタイトルに借りてみました。

さて、
クロスバイクで街なかを走る速度ですが、
興味を持って自分の平均を
サイクルコンピュータで計っていた頃(4年ほど前)、
16〜17km/hで落ち着いていました。

最初の頃は、もっと早くなるのではないかと、
直線やひと気のない道などで
こまめにスピードを上げたりしてましたが、
それでも19km/hが最高でした。
まあ信号が多ければそれだけ平均時速が下がるのですが。

ロードバイク導入で趣味との切り分けが行われたことで、
クロスバイクは日常用かつ安全第一がモットーになり、
役目を終えたサイコンは
電池切れのままハンドルバーに鎮座しています。
まあ、無事これ名馬ということで。

自転車は乗れば乗っただけ速くなるのだそうです。
クロスバイクでも速くなったなあ、と思うことが
確かに自分にもごくたまにあります。
見晴らしのいい直線などで力を入れたりすると、
そう思えます。

それでも日常の平均的な速度は
おそらく実測していた頃と変わっていないと思います。
なぜか。
ひやっとした経験を無数に積んで、
危険がありそうと感じスピードを落とすポイントが多くなったせい、
と考えています。

角では車道の右側を走りそのまま曲がってくるママチャリ。
風景のよい道では突如車道に躍り出てくるランナー。
信号は車が少なければ歩行者には守られないし、
しかも初めての地域ではそれとわからない・・・。

自転車に乗り始めてから、
人(歩行者)がいかに周囲を気にせず好き放題に歩いているか、
ということを認識しました。

突如道を斜めに歩き出す人、
急に振り返る人
(左右どちらかに体を移動しながら反転)、
手などを急に振り上げる人、
いずれも横をすり抜ける際に十分に間を空けていないと危ないです。
子供は、見かけただけでもう回避前提です。

普通の道でなら歩行者は弱者で自転車は強者なので、
それでもいいと思うのですが、
実のところサイクリングロードでも
上記の経験をだいたいしています。
危険はどこでも同じで
見晴らしが良い悪いくらいの差ということでしょうか。

経験を積んで、
知識と注意力と空想力が強まり、
結果としてどんどん遅くなる。
まあそれでかまわないのですが。
速さに快を求めるのではなく、
道を楽しめる良い自転車に乗りたい、
と思っています。

よく舗装された道を行く時は、
自転車乗りには至福の瞬間です。
(少なくとも、自分にとってはそうです)

滑空、という文字が頭に浮かびます。
座っているだけで、音も無く風景が後ろに流れていきます。
坂道の下りでもないのに、ペダルひと漕ぎで。
よい道路は建築あるいは文化そのもので、
高層ビルの壁面を滑っているような気分になります。

道を楽しめる良い自転車を、
できればある程度以上のお値段の自転車を、
買ってゆっくりと乗ってもらいたい、
と思う次第です。


<今日のひとネタ>
街乗りということでは、
古都を自転車で走ったことがまだありません。
街並みや路面、どんな感じなんでしょう・・・。

レンタル主体だと思いますが、
やっぱり京都は一度走ってみたいですね。
青梅や川越じゃだめかなあ。