バックステージ オブ サイクリング・ブック

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ロック

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サイクリング・ブック ー discover Japan by bicycling ー

おそらく霊能力とか、そういったものをカケラも持っていない。
若干の哀しみをもって、そう認めざるを得ない。
ESPには大いに憧れていたけれど、
流行った時に挑んだスプーン曲げは、ついに成功しなかった。
超人ロック」は、昔盛んに読んでいたのだったが。


ロック・ワグラム (新潮文庫)

ロック・ワグラム (新潮文庫)


ロックつながり。
最初に読んだときには、えらくいいものを読んだ気がしたものの、
今となると、あまり名作ではない、と思う。
アルメニアというバックボーンを持った個性的な家族や親類と
「アメリカ」との距離感の中に生まれたのが「アラム・ガローラニヤン」だったとすれば、
コミュニティとサローヤンがそのアイデンティティを見失った姿が、
「ロック・ワグラム」。
ゴシック系の文字で書かれた独白は、主人公ロックかサローヤンのものか。
うまい言い回しに個性を発揮するタイプではなく、
シンプルな文章を連ね、
その上で文章にならないところに雰囲気をかもしだす作家であると思うので、
それが成功しているとは言い難い。


性的な要素は本の中にはない。
サローヤンがそういう人だったのか。
あるいは民族的なものなのか。
別にそういったものを書いて欲しかったわけではないが、
TVで井筒監督がスピルバーグのことを、「性を描かない」「逃げてるやろ」と
評価していたことを思い出す。
まあ、サローヤンは、少年を描いてこそ。


あとがきに、ゴダールトリュフォーサローヤンのファンだった、とある。
ファンとして、嬉しい。
しかし今、新宿ジュンク堂にも渋谷ブックファーストでも、
サローヤンは見かけない。(文庫は別)
庄司薫「僕の大好きな青髭」に、
新宿紀伊国屋ショーペンハウエルの本を見つけられない「薫くん」が、
あ、はやってないんだな、この人、と合点するくだりがある。
渋谷の文教堂で哲学書の棚を通りかかりかかると、
哲学者ごとにカードがささっていて、
人気のバロメータを見るようであった。
そんなことをひとかたまりで思い出した。



デコ、キレキレ。
ロナウジーニョは派手で目立つけど、
本当に効いているのはデコ。
なんか、ロナウジーニョは、ここから伸び悩む気がする。
今までで既に最高ということなのかもしれないけど、
まだまだ期待してしまうのだ。
正確な、ムダのないプレーをしようという意識が無いようだ。
バレエを思わせるジダンのような。
若いのと運動神経でカバーできていることもある。
まだジダン的なうまさを伸ばす余地はあると思うけれど、
種類というか、プレーの質そのものが違うのかもしれない。
……と書いていたら、斜め背後からきたセンタリングを胸トラップして、
そのままオーバーヘッドキックでゴール。
これだからロナウジーニョは。