バックステージ オブ サイクリング・ブック

サイト「サイクリング・ブック」を作っていく上での諸事雑感などを書いていきます

ミステリーは、人を殺したりして、なかなか面白い

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サイクリング・ブック ー discover Japan by bicycling ー

表題は、どこかの作家が書いた言葉。
面白くて、なんとなく覚えた。


ミステリーを読むときには、シリーズものがとっつきやすい。
同じ登場人物たちと再会する楽しみもあるが、
文章に馴染み、登場人物をインプットする負担が軽減され、
書き手の仕掛けた謎について思いを巡らすという作業に、
集中することが可能だからである。
ミステリーの形式によっては、舞台設定そのものにトラップが仕掛けてあることもあり得るから、
実験的な作品につき合わされることを望まないなら、なおさらだろう。
とはいえ、何度もつき合いたい作家、主役および脇役というのはそんなに多くはない。
何度もつきあっているけれども、惰性のおつきあいというのも何度も経験するのが普通だろう。
どの作家、というのではないが。


そういう惰性のおつきあいにうんざりし、
本格ミステリーを読みたくなる時期というのが非周期的にあって、
そのときに手にしたのが、ヴァン・ダイン作品。
探偵ファイロ・ヴァンスのシリーズ第四作「僧正殺人事件」である。


僧正殺人事件 (創元推理文庫)

僧正殺人事件 (創元推理文庫)


もともと美術・文学の評論家である作者が生み出した探偵のディレッタントぶりが、
読んでいて小気味よい。
(何せちっともわからないのだ)
エラリー・クイーンも好きなのだが、
意図的なのかどうか、衒学はこちらの方が徹底している。


著者には独自の理論があって、
「一人の作家が書ける本格ミステリーは6本が限度」であるとのこと。
そう言いつつご本人が6本以上のミステリーをものし、
幸か不幸か、世に評価されたのは最初からの6本だった由。
本書はその中の、おそらく最高傑作。
ミステリーに童謡をかませた形式は誰が最初だったか知らないが、
その手法で傑作を書いている横溝正史
アガサ・クリスティと並んでヴァン・ダインを参考にしていた、
というのをどこかで読んだ記憶がある。
この手法のものを並べ、比べて読んでみるのもよろしい。



W-ZERO3購入から、そろそろ10ヶ月になる。
機種変更が安くなるんである。
後継機、どうなんだろう。
出なければ、[es]に乗り換えてしまいたいところ。
この時期、同じような人が多いと予測していたのに、
案外情報が見あたらぬ。
外付けでキーボードをつけて使ってみたいのだが。
悩む悩む。



仕事で、青少年向けのマンガ雑誌を見る。
カッコよく活躍するヒーローとか、そして露出の多い可愛い女の子とか。
意図的にマンガから遠ざかったため、かえって冷凍保存されていて、
溶け出し喚起される少年時代の感覚。
そして甦る女性への接近の困難さ。焦燥。
困難さは今も変わっていないのに、
やむにやまれぬ必要と衝動は無くなってしまったことに気がついた。
大人にはならないのに、
年寄になってしまっているのだ。