バックステージ オブ サイクリング・ブック

サイト「サイクリング・ブック」を作っていく上での諸事雑感などを書いていきます

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サイクリング・ブック ー discover Japan by bicycling ー

試験とは、なんとも楽しいものである。
受かるとわかっていれば、だ。
とは北杜夫の言葉である。


高校の2年末から、生まれて初めて勉強を自分で始めた。
成績は驚くべきカーブを描き、上がる一方であった。
なぜならサル並みのところが出発点だったからである。
それはさておき、最初から現代文の成績だけは人類並だったので、
他の教科よりもはるかに楽で、
他の教科5カ年計画並の進捗である中、現代文だけは真面目に取り組んでいた。

それで良かったことといえば、
自分の好きな本ばかり読んでいたところから、
いろいろな作家・評論家の文章を例題文として触れる機会を得たことである。


夜の樹 (新潮文庫)

夜の樹 (新潮文庫)


そうやって英語の参考書で見かけ、出典がわからないまま長年気になっていた文章は、
カポーティのものだった。
成人してから一度どこかで見かけたものの、
そのままつるりと魚を逃すように、作家も見つけた経緯も思い出せないまま
長く長く経っていた。
渋谷の青山ブックセンターでもブックファーストでもカポーティを取り上げていて、
(なんかの記念フェアなのだろう)
それでやっと見つけたのである。
「ミリアム」。
有名な作品であるとは見つかって初めて知る、のよくある皮肉。
10作ほどの短編は、どれもあまり幸福な内容ではないのであるが、
傑作ぞろい。他に短編集も読んで、それで次も読む気になったのではあったが、
この本は粒ぞろいだ。
あとがきで、訳者がちょっとヘミングウェイと比べているところがあって、
腑に落ちる気がした。
華やかだった生き様にふさわしく、文章が艶やか。
作品全体として、はもちろんのこと、
文章の一部だけで読者に才能を納得させられる作家である。
なにしろ参考書の例文でXX年も人を引っ張った作家である。


mixiの読書コミュニティで見た、「昔読んだ本を探している」トビには、
感動に近いものがあった。
こういうところに聞けばいいんだな、という断片しか覚えていない本はあまたあるのだが、
ネットでも僕は引っ込み思案の駄目男。



コナミの「ウイニング・イレブン」シリーズを、
手癖の如く手淫のように長年プレイし続けている。
というか、ゲームはもうこれしかやらないのだが、
もう数ヶ月プレステ2の調子もおかしく、
何度も何度も何度もスイッチを押さなければ起動してくれない。
今日に至っては、断続的に1時間ほど繰り返している。
そろそろライダーキックをかましたくなってきた。
あ、起動した。
今日も勝ちまくるぜ。
レベル2で。