バックステージ オブ サイクリング・ブック

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放つものは屁ばかりではなし

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サイクリング・ブック ー discover Japan by bicycling ー

ブランド好きの子供を戒めなければよかった、と後悔する母親が出てくるジョークがある。
そうすれば今頃早慶上智の子供を持つ親となれていたのに。
ブランド趣味は無いが、高望みは悪いことではないと思っている。
外国文学が好きなのも、その類かもしれない。

日本のものも結構読んでいるつもりだが、
最近のものはちょっと疎い。
村上春樹(最近か?)でも読んでみるか、と思ったが、
芸がないな、などとくだらないことも考える。
彼の影響力が大きすぎるのである。
こんなネタもある。
http://media.excite.co.jp/book/special/dousuruno/p05.html


村上春樹が海外ものの翻訳を多く行っているので、
そこから取りついてみることを考え、読んだのがこれである。
ジョン・アーヴィング「熊を放つ」


熊を放つ〈上〉 (中公文庫)

熊を放つ〈上〉 (中公文庫)


これはインパクトあった。
ヘンリー・ミラーブコウスキークンデラ、あと咄嗟にでないが、
僕の中では、それらと同じクラスの、文庫本なら全部集めのパターンである。


僕は、そのパターンを実行しつつある。
他の長編も読んでみた。
アーヴィングは男らしく、無骨な作家である。
わかりやすいすごさは、よく知っているアイテムをしつこく使い回すことである。
レスリング、水泳、動物園、大学、スワッピング、不具者。
そして好んで自分の作品に不協和音を持ち込んで、何が起きるか放っておいてみる。
ロックっぽいのだ。
訳者あとがきによれば、「熊を放つ」は、初期の作品らしく、完成度は高くない。
が、訳者もアーヴィングを読んだのはこの本からだそうだ。


村上訳の本はいくつか集めた。
それが終わったら、村上春樹の作品に取りかかろう。
とりあえず、アーヴィングが先。